以前に時間はもっとケチった方が良いという記事を書いたら、読んでくれた方から貴重な意見をいただいたことがある。
「そんなに効率化ばかりしなくても良いのでは?惰性で過ごす時間もたまには必要なのでは?」と。
“惰性で過ごす時間も必要”という意見には自分も反対どころか、賛成の意見だ。
母親や奥さんにも「今日は何時に出かける?」「何時に待ち合わせ?」「何時までに戻れば良い?」と細かく時間を聞くことが多いので、「仕事じゃないんだから、そんな細かい時間はわかりません!」とよく怒られる。
まぁこの細かく聞かれて嫌な気分になり、怒りたくなるのも少しは理解できる。
なんでそこまで時間管理にこだわるのかな?って自分で自分のことがわからなくなった時もあるんだけど、やっぱり曲げられない理由がそこに1つだけあった。
なぜ時間をケチる必要があるのか?
なぜタスク管理に注力し効率化を図るのか?
なぜ付箋やメモを駆使し、出来る限り早く仕事をこなそうとするのか?
理由はただ1つだけ。
やりたいことをやりたいから。
人間誰しも時間は平等に24時間しか与えられていない。
その中でやりたい事をやる時間は、やるべき事をやったうえで、残った時間がそのやりたい事に割り振られる。
つまり、やりたい事はやるべき事を終わらせなくてはやれないのだ。
ぼくがやりたい事ってのはそんな大したことではない。
- 息子と遊びたい
- 映画をゆっくり観たい
- 新聞を隅から隅までじっくり読みたい
- めだかをぼ〜っと眺めていたい
- のんびりペースで長距離ランニングをしたい
- 息子にプレゼントするスプーン作りを再開したい
- 釣りに行きたい
本当くだらないと思われるような事ばかり。
でも、どれも時間がなかったら何一つやれない。
のんびり暮らすのが悪いって言ってるんじゃない。のんびり暮らしたいって思う人は、“のんびりしたい”がやりたい事なわけだから、結局やりたい事をやってるんだ。
ぼくがやりたいと思う事はのんびり暮らすってことじゃなくて、“色んなことを経験したい”って事がやりたい事なだけ。
「やりたい事が出来ないよ!」って嘆いているだけでは、何も出来ない。
だから今日もぼくは時間を節約する。