あなたが10歳の時って、どんなことを考えて過ごしてましたか?
ぼくは間違いなく、朝から晩まで昆虫のことばかり考えていました。
親の気持ち、友達の気持ち、自分の気持ち、生きること、死ぬこと。とてもそんなことを考えられる子供ではなかったです。
著者の中島芭旺さんとぼくとでは、何が違ったのでしょうか?
38歳のぼくが10歳の男の子が書いた文章に、とても考えさせられ、心を揺さぶられる体験をしました。
『見てる、知ってる、考えてる』
著者:中島芭旺(なかしま ばお)
著者「中島芭旺」さんは、この本を9歳から1年半かけて書き上げたそうです。
つまり、9歳からこの考えを持っていたということです。
2005年生まれ。小学校へは行かずに自宅学習をしている。母親が2回の離婚を経験している。死にたいと考えたこともある。
親の離婚を経験しているという点ではぼくも同じなのですが、どうしてこうも考えることが違ったのだろうか?
俗に言う“天才”。果たしてこの言葉だけで片付けて良いのか?
中島芭旺さんのことを考えると、頭に疑問符がたくさん浮かんでくる。
でもこの本に書いてある文章は、スッと心の中に入ってきた。
自分を大切にしよう。話はそれからだ。
この本は92個の文章から出来ています。
気付くだけ。
生きているだけですばらしい
息ができているだけですばらしい
生まれただけですばらしい
それに気付くだけ。
56番目の文章の最初の部分だけ引用させてもらいました。
すごく当たり前のこと。
でもそれに気付けるか、気付けないかの違い。
38歳のぼくはわかってるつもりだけど、すぐに忘れる。
大切なことだからしっかり覚えておくべきなのに、慌ただしく過ぎる日々の中で簡単に忘れてしまう。
そんな凄く簡単で当たり前のことを、しっかり文章で表現し、思い出させてくれてた。
難しいことは言ってない。
でも、簡単に文章で表現出来ることではない。
それを1冊の本にした10歳の中島芭旺さんは本当に凄い。
まとめ
ぼくの息子が現在1歳と2ヶ月。
字が読めるようになったら読ませてあげたいと思ったけど、果たしてぼくの息子にこの本の文章が理解出来るかな?
まぁそんなすぐに理解出来なくても良い。ぼくが38歳の時にこの本と出会って色んなことを感じたから、それより少し前に感じとってもらえれば良いなって思った。
ぼくと同じように昆虫ばかりを追い回してる子供でも良い。でも中島芭旺さんのように他人の気持ちをわかってあげられる人にはなって欲しいと思った。
たくさんの気付きをくれたこの本、そして著者に感謝します。
以上、10歳の著者:中島芭旺さんの本『見てる、知ってる、考えてる』のご紹介でした。
やると決めてやるだけのぱすも(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ