ちょっと意味深なタイトルを書きましたが、ぼくは正直にそう思ったのです。
そもそもリストを作るのが好きなぼくにはこの本を楽しめましたが、そうではなくリストを作るなんて面倒くさいって人には楽しくないかもしれません。
なぜなら、この著者は何でもかんでもリストにしてしまおうって考えだからです。
ん?これってリスト?なんて内容もありましたが、とにかくリストなんです。何でもリストなんです。夢も仕事も家事も娯楽もぜ〜んぶリストにしちゃおう!って本です。
でもこれだけリストの良さを書ける著者なので、なぜリストが大切なのかもしっかり書かれていました。引用文ではありますが。
著者が実際に作ったであろう具体的なリストもたくさん書いてあるので、リストに興味はあるけどまだ活用していないって人にもオススメの本です。
目次
『リストマニアになろう!』
著者:ポーラ・リッツォ
著者はニューヨーク出身で、アメリカのニュース専門放送局「FOXニュース」でヘルス担当のシニアプロデューサーを務め、エミー賞を受賞したこともあるそうです。
かつてエミー賞を受賞し、成功できたのも、リストをつくらずにはいられない父親譲りの性格のおかげだと考えている。やるべきことや予定など、すべてをリストにしてしまう。もっと計画的になり、目的意識を持ち、より有能になり、さらにストレスを減らせるようになることを目的としたListProducer.comを運営している。 【著者紹介より引用】
この紹介分を読んでもわかるように、著者は本当にかなりのリストマニアです。
なぜリストが必要なのか?
著者はリストが人生においてとても大切なものであることの説明に、引用文を用いてその重要性を解説しています。
「パイロットは自分の行動を心得たプロなのだから、飛行前点検のチェックリストなんて不要だ」と思われるかもしれません。でも、プレッシャーを感じているときは、ごく単純な手順さえ簡単に忘れてしまうものです。 【p42より引用】
上記の言葉はアトゥール・ガワンデ著書『アナタはなぜチェックリストを使わないのか?』からの引用で、本書著者の言葉ではありません。
しかしこの言葉はリストを作っていない方全員に聞かせたい言葉です。ごく単純な手順でさえ忘れてしまうことがあるから、チェックリストは必要なのです!
それもリスト?
本書ではそこまでリストですか?ってことまでリストにしてしまうことを推奨しています。
リストをつくる「6つのプラス面」という項目で、「不安が減って時間が増える」と書いてありました。
ここでは、とにかく思いついたことを書いておくことが重要だと言っており、それは冷蔵庫のドアに貼ったメモ、デスクにある付箋、またはメールを使ったり、スマホのカレンダーを使っても良いので、思いついたことを書き留めておくように言っています。
これってリストなんでしょうか?ただのメモ書きとしか思えませんでしたが、著者はこれがリストをつくるプラス面だと言うのです。
その他にも「思考を整理できる」と書いてあります。
確かに思考を整理するのにアウトライナーのようなリストにも使えるツールを使うことはありますが、必ずしもリストにはしません。でも著者はリストにするのです。
どうしてメモ書きのままではダメで、思考を整理するのにもリストが必要なのか?
残念ながらリストにするべき理由というのは書かれていないようでしたが、リストにしておくことで安心出来るのだと思います。
著者はそれほどリストが好きなのです。好き過ぎるのだと思います。そんな熱い気持ちが本書を読んでいると伝わってきます。
まとめ
タイトルが『リストマニアになろう!』ですから、著者がどれだけリストマニアなのかがわかる本でした。
たくさんの具体例が書いてありますので、気になった方は本書を手にとって読んでみて下さい。
ぼくは色々なリストが書いてある中で、以前にも紹介したスキマ時間にやれることリストをしっかり作り直そうと思いました。
【関連記事】“15分でやれること”を常に考えているか?『15分あれば喫茶店に入りなさい』著者:齋藤孝
本書ではリストを管理するのにTodoistというアプリも紹介していました。ぼくはリストというよりタスクだけを管理するのに使っていますが、とても使いやすいのでオススメです。
以上、リスト好きなぱすも(@jpasmo)がかなり楽しめた本『リストマニアになろう!』のご紹介でした!最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ
[…] 【関連】そもそもリストを作るのが好きな人にはかなり楽しめる本!『リストマニアになろう!』著者:ポーラ・リッツォ | ライフリフォーマー […]