健康に気を使う。20代まではあまり深く考えたことはありませんでした。
30代になって身体のことで大きく変わったのは、お酒を飲み過ぎた次の日になる【二日酔い】がもの凄く悪化するようになりました。
20代の頃は朝二日酔い辛いな〜なんて思っていても、夕方にはスッカリ元気になってまたお酒を飲めたのに、30代になったらとても夕方には回復せず、酷い時には3日酔いするようにもなりました。
そして健康に気を使い始めてまずやったことは、“血液サラサラ”にするため、クエン酸ジュースを飲むようになりました。
その時はどういう理由で“血液サラサラ”にした方が良いってこともわかってないまま、ただ“血液サラサラ”が良いからって思い込んで、クエン酸を飲んでいました。
“血液サラサラ”が良いというのはつい最近までそう思っていました。そう。今回ご紹介の本を読んで変わったのです。
血液はサラサラが良いというのは変わりませんが、それよりもまず血流を増やすことが大切だったのです。
目次
『血流がすべて解決する』
著者:堀江昭佳
本書の著者『堀江昭佳』は漢方薬剤師という資格を持ち、出雲大社の参道で90年続く老舗漢方薬局の4代目。
本場中国の漢方医から学ぶ中、不妊に悩む友人の相談を受けたところ、漢方で妊娠したことに感動し、婦人科系の分野、なかでも不妊症を専門とするようになる。
著者プロフィール欄より引用
最近ではぼくの身近でもいるほど、不妊症に悩まされている人はたくさんいます。
そんな不妊症に悩む患者さんを診てきたことで、著者は大きく人生を変えました。
そしてそこからたくさんの女性患者の診療をして、本書のタイトルにある“血流の大切さ”に気付いたと言うのです。
「血液サラサラ」ではなく、「血流たっぷり」をめざしなさい。
本書の帯に書いてあるこのセリフで、ぼくはもの凄く興味をひかれました。
だって、今まで「血液サラサラ」が健康の秘訣だと思っていたんですから、それがそうではなくて「血液たっぷり」にしろってのはどういうことなんだ?って思いました。
その理由について本書では詳しく説明してくれています。その中の一文を紹介します。
誤解を恐れずにいいますが、血が足りないひとがいくら血液をサラサラにしても、まったくの無駄です。
本書p21より引用
ぼくはこの一文で「あ、なるほど!」と思いました。
それはそうですよね。いくら血液をサラサラにしても、そのサラサラにする血液がそもそも足りてないのでは、健康に良い訳がないですから。
著者が実際に漢方相談の現場でみた方の多くは、驚くほど血が足りていなかったそうです。
特に日本の女性は血が足りていない方が多いという検査結果も出ているのです。
では血が足りていないのであれば血を増やしたら良い。その方法についても詳しく書いてあります。
「つくる・増やす・流す」であなたの血流はよくなる
血をまず作り、そして増やし、そしてそれを全身に流すことで健康体となれます。
血をしっかりつくるための食べ方、そして元気な血を増やすための眠り方、そして最後に「静脈」の血流をよくするための生活習慣について書かれており、これらを実践することで、病気や不妊症が治せると言うのです。
まずどうやったらしっかり血を作れるのか?何を食べたら良いのか?その前に食べる前にやれることについても書かれており、すごく納得のいく説明をされているという印象を受けました。
血を増やすための睡眠についても、軽度の人と重度の人では違うわけですから、それぞれの人に向けた対処方法も書いてあります。
とにかく事細かい説明があり、それに対しての対応策が書いてあるので、体に悩みを抱えている方には是非本書を読んで実践してみて欲しいと思いました。
女性向けに書かれている
これはタイトルにも本の帯にも書いていなかったので、一言あっても良いのではないかな?と思った点です。
本書を読み進めるとよくわかるのですが、著者は本の読者を女性に絞って書いているようです。
婦人科系の分野や不妊症を専門にしているので、必然と対象が女性になったのだとは思いますが、男性のぼくが読んでいると少し違和感というか、自分には関係のない本を読んでる気にもなってしまいました。
もちろん書いてある内容は男性のぼくにも参考になることが多かったのですが、自分が読むよりも早く嫁さんに読ませたい。嫁さんに読んで欲しいという気持ちになりました。
まとめ
六章、7章では身体の色んな悩みを持った方の体験談が書かれており、血流の大切さ、重要さがこれでもかと書かれています。正直ここまで血流が大切だとは考えていませんでした。
全身に六十兆個ある細胞すべてに、酸素や栄養を届けてくれているのが血であり、血流なんです。そう考えれば、血流がどれだけ健康と関係しているかもわかりますよね。
自分の身体を守ってくれている血に感謝する、そして血流を増やす、とても良いキッカケにもなりました。
とにかく、不妊症で悩む人がいたら本書を紹介したいと強く思いました。
尚今回の書評はレビュープラスさんより献本を受けて書かせていただいております。
レビュープラスさんについてはこちらの記事をどうぞ
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初めて献本による書評を書いて少し緊張したぱすも(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ