どうしてぼくはやろうと決めたこともすぐに出来ないのだろう?
始めればすぐに終わることなのに、なぜ出来ないのだろう?
そんな悩みがこの本を読んで吹っ飛びました。
自分の脳の働きを理解し、「すぐできる」ように仕向けることが大切だったのです。
『すぐやる!』著者:菅原洋平
自分の脳を「すぐできる」ように仕向けてやること
著者はリハビリテーションの専門職である作業療法士です。
脳などに損傷を負った患者さんのリハビリテーションをする中で見つけた脳の仕組みや性質を、脳の損傷のないぼく達が「すぐできる」ようになる方法として教えてくれています。
「ぼくはやることをあと回しにするタイプなんだよね〜」とか、「私は切羽詰まらないとやらないタイプなの」とかって会話を聞いたことがありますが、著者が言うには、そんなタイプなんてないそうです。ただ、あなたが「すぐやらない」ための情報を与えているだけなんですって。
これにはだいぶ驚きました。なぜならぼく自身が「切羽詰まらないとやらない」というタイプだと思っていたからです。
これは仕方のないことだから、なかなか直らないんだよ!って思ってたこと自体が間違っていたんです。
え?じゃあなんでいつも切羽詰まらないとやれなかったの?何が「すぐやれない」という情報だったの??もう頭の中はクエスチョンマーク?でいっぱいです。
気持ちの問題ではない
本書でお伝えしていているのは、あくまでも「脳の働き」です。意識を変えるとか、気の持ちようを変えるというような取り組みではありません。
P64より引用
本書を読み進めるうちに、「あ、なるほど」「うん、それやってた」という、脳に「すぐやれない」情報をいっぱい与えていたことがわかりました。
なかなか取り掛かれないのは気合いが足りないんだ!って思ったこともありましたが、それも違います。
意識を変えるとか、気の持ちようを変えるということではなく、ただただ単純に脳へ「すぐやる」ための情報を与えるだけで良かったのです。
脳は身体の一部分ですが、なんだか気を使う上司のような、充電がすぐなくなるiPhoneみたいな、気持ちがコロコロ変わる女性のような、とても自分身体とは思えなくなってきました。
しかしそんな気難しい脳に対して、どのように接していけば良いのか、何が脳にとって「すぐやる」情報なのかが、本書を読んでわかりました。
ちょっとだけヒントを言うと、脳に嘘つかないこと、そして「無意識の流れ」に気がつくことが大切なんですって。
まとめ
なかなか行動出来ないのはやる気などの問題でなく、脳の問題とは初耳でしたね。
まさに目からウロコ状態だったのですが、読んでいくうちになるほどなるほどと簡単に理解出来ることが多かったです。
つまり脳の仕組みを理解し、必要な情報を与えると言っても、そんなに難しいことではないのです。
何が今の自分にとって「やれない」情報となっているのか?まずはそこを把握することが大切です。
あなたも一緒に、まずは現状を見直すことから始めませんか?
これからは脳に優しくしようと思ったぱすも(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ