今回の書評記事をお読みいただくにあたり、あらかじめお断りしておきたいことがあります。
それはぼくが池上彰さんを崇拝しており、その為か、少し偏った書評となっている可能性が高いです。そこを、ふまえて本記事をお読みいただければ幸いです。
今回ご紹介する池上彰さんの本は、そもそも2004年に刊行された本の内容を一新して新書として再構成された本です。
2004年に刊行された本の知的生産術が、2016年の今も使える知的生産術なのは、池上彰さんがジャーナリストとして最前線にいることが、何よりの証拠であり証明です。
そんな情報最前線で使える知的生産術を具体的に言うと、情報収集術、取材・インタビュー術、情報整理術、読書術、情報分析術、情報発信術に加えて、メモ術、書店便利利用術、プレゼン術などなどです。
今までぼくが読んできたメモ術、読書術などあらゆるビジネス書の、良いとこ取りされた内容の本だったので、正直もっと早くこの本と出会えていたら、今より知的な人間になれたのかも!と強く思いました。
『情報を活かす力』著者:池上彰
情報活用術をいかに高めるか
表面的な理解にとどまることなく、何かを深く理解し、使える情報にするためにはどうしたらいいのでしょうか。 その最大の秘訣は、「アウトプットを意識してインプットをする」こと、もう少し具体的に言うと、「誰かに説明することを想定して情報収集をしていく」ということです。
色んな方が言ってるように、池上さんも情報を理解するのにはアウトプットを意識することが大切だと言っています。
テレビで池上さんを観てると、経済について初歩的な質問にも、難しい質問にも戸惑うことなく答えることが出来ています。
これは普段からアウトプットを意識して情報収集し、しっかり理解しているからこそどんな質問にも答えられるのですね。
テレビでのニュース解説にしても、新聞や雑誌の連載原稿にしても、講演や授業にしても、最初(=つかみ)が肝心なのは同じです。ありきたりの話からでは誰も興味を持ってくれませんから、思いもよらないつかみを考えることは私にとってとても大切なことです。
ブログやFacebookなどでも、文章のつかみが面白いと最後まで読んじゃいますよね。
日常の会話では特につかみを考えることはありませんが、普段からつかみを意識することで、FacebookやTwitterなどのSNSやブログなどで活用出来そうです。
私の情報収集術
ネット検索というのは、自分とは異なる意見、自分が想像もつかないような視点の意見というのは、なかなか目に入ってこないのです。ネットで情報収集すればするほど視野が狭くなってしまう。そんな危険を回避するためにも、ネットの活用に気をつけるとともに、新聞や雑誌、本などでも意識的に自分と違う意見にも目を通すことが大切になります。
ネットの情報だけでは視野が狭くなるという意識はありませんでしたが、その理由についても本書では詳しく説明してくれています。
ぼくは今までも本や雑誌からの情報収集をしているので、このまま続けようと思いました。情報の全てをネットだけで済ませている人は要注意です。
私の情報発信術
質の高い情報発信を行うためにも、まず五分、十分でもいいので、しっかり立ち止まって考える時間をつくることをおすすめします。
ただ情報を収集して知った気になるのではなく、アウトプットを意識することでその得た情報を自分の知識として蓄え、さらにその情報について自分の考えを踏まえた“情報発信”をすることが大切なんだと読み取れました。
まとめ
最後にぼくが池上彰さんを崇拝している理由をお伝えします。
- 言葉遣いがとても綺麗
- 常に謙虚な姿勢
- 読んでいて気持ちの良い文章構成
- 説明がとても親切丁寧
- 自分の意見をハッキリ言える
こんな素敵なところが、この本からも読んでとれました。
ぼくは池上彰さんのように雑誌や新聞での連載もしていないし、テレビなどのメディアにも出ていません(今のところ)が、この本を読んで得た知的生産術を身に付け、これからどんどんこのブログで情報発信をしていきたいと強く思うのでした。
池上彰さんのように博識で謙虚な人になりたいぱすも(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ
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