3年後の2020年には東京オリンピックが開催される。
その時にぼくは42歳という年齢になり、息子は5歳になる。
今の仕事を続けて定年を迎える時、2043年の日本はどうなっているのだろうか?日本だけではない。世界はどうなっているのだろうか?
日本経済、世界経済にも知識の乏しいぼくには、そんな未来のことを予測することは難しい。
しかしそんなぼくでも、未来のことを考えずには毎日を暮らすことはできない。
なぜなら、ぼくにはしっかり大人になるまで育てるべき息子がいるからだ。
自分が妻と生活していくためには、今後どのような仕事をし、どのような生活をしていくべきなのか。
息子にはどういった環境で、どんな学習をさせてあげるべきなのか。
この本を読み、少しの答えとたくさんの考えるべきことを理解させてもらった。
『答えのない世界』
21世紀に求められる人材
大前さんはこのように言っています。
子供の教育は絶対にアウトソーシングしてはいけません。なぜなら、学校の先生や塾や家庭教師は文部科学省が定めた学習指導要領に従ってオウムのように教えているだけで、今の世の中には全く対応できていないからです。【p10より引用】
つまり学校では国が定めた学習をさせなくてはならないが、子供に対しての教育は、他人任せにしてはいけないのです。
ではどうしたら良いのか?それに対する答えもしっかり書いてくれています。
親は数学や物理や英語などを教えなくても、自分が人生で大切だと思ったことを子供に伝えれば良いのです。【p12より引用】
この答えは、至極最もであり、言葉にするとスゴく簡単に聞こえますが、とても難しいことだとぼくは感じました。
なぜなら、まず親であるぼく自身、そして妻自身も、人生で何が大切なのかを理解していなければ、息子に一番大切なことを伝えることが出来ないからです。
まずは親としてのぼくらが、人生において何が大切なのか、しっかりと考えながら生きていかなくてはなりません。
それから、これからの時代に大切なことの一つとして、コンセプト力というのも伝えています。
官僚にしても、コンサルタントにしても、日本のエリートたちが持つ知識の量は膨大だ。しかし、Googleの時代には知識のストックを競い合うことは無意味だ。特に、前例のない時代へと踏み出したいま、過去の模範解答をいくら知っていても何の役にも立ちはしないのである。【p44より引用】
違う言い方では、「雨漏りの下にたらいを置くことしか発想できないのが嘆かわしい。」とも言っています。
つまり、今までにあった答えは答えとして覚えていても、その答えが今の時代に相応しい答えなのか?を考えなくてはならないのです。
「昔からこうやってきたから。」そんな言い訳はもう終わりなのです。
まとめ
本書では3つの章に分けて、未来についての学びが書かれています。
- 第1章:21世紀に求められる人材
- 第2章:子ども編ー21世紀を生き抜くための子どもの学び
- 第3章:世界に通用するグローバルリーダーの育成を目指して
内容は今のぼくにはとても難しく、1度読んだだけではとても全てを理解出来ませんでした。
しかし、理解が難しいながらも読み進めたことで、未来に対して自分が何をやるべきなのかが、何となくわかった気がします。
まずは日本、そして世界の現状がどうなっているのかを知ることが大切で、そしてそれを自分の言葉で息子に伝えられるようになろうと思います。
息子が大きくなるまでに、まずは自分が学ばなくてはいけないのですね。
尚今回の書評は、レビュープラスさんより献本を受けて書いております。
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人生において何が一番大切なのか?妻としっかり話し合ってみようと思ったマッキー(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ