“即断即決”が大事なことは重々承知している。
でも昔から優柔不断なやつだと言われるほど、決断することに時間がかかってしまう。
早く決めなくちゃと思っても、「でもこうかもしれない」いや「あっちかもしれない」なんて悩んでしまう。
そんな優柔不断な性格から抜け出したくて、この本を手にとってみた。
本屋さんで立ち読みして「買ってみようかな〜」なんて悩んでる時に、ふと頭の中にいるもう一人のぼくが言った。
「即決しろよ!」って。
結果として【1,400円+税金】を支払って買ったこの本からは、わかっていたようでわかっていなかったことに気づかせてくれた。
つまり、即決して正解だったのだ。
『即断即決』
著者:田口智隆
この本の著者は『お金が貯まらない人の悪い習慣39』という本がベストセラーになったので、知っている人も多いのではないでしょうか?
ぼくは『「なぜかお金が貯まる人」がやっていること』という本を読んで、著者のことを知りました。
大学を中退後に学習塾の講師をやり、28歳の時には父親が経営する保険代理店に入社し、地域ナンバーワン代理店に成長させる。現在では株式会社ファイナンシャルインディペンデンスという会社の代表取締役をつとめつつ、作家として著書は累計70万部を超える。【著者プロフィールより引用】
「思考時間ゼロ」を実現するための習慣
即断即決の究極を求めると「思考時間ゼロ」という答えが出てきますが、これは全てのことに対するものではありません。
しっかり考えるべき時に考え、考えなくても良いことは何も考えない。
これには、普段からの習慣が必要となってきます。
即行動できる人は、自分が設定したゴールに向かって即断即決しています。目標を達成するために、「今、自分がすべきことは何か」を常に意識し、判断を下すのです。【p99より引用】
即断即決すべき時にその判断をするので、それ以外の時には判断をしません。
これに関して有名な話では、Appleの創業者である故・スティーブ・ジョブズ氏の例がよく出てきます。
それは、彼がいつでも黒のタートルネックに、ジーンズ、そして足元はスニーカーというスタイルでいるってことです。
「今日、何を着るか?」といった小さな判断であっても、あれこれと迷っていると時間とエネルギーを消費することになります。【p100より引用】
つまり判断しなくて良いことには、極力時間をかけないようにするのです。
これは毎日着る服装に悩むのが無駄と言ってるのではなく、判断しなくて済むのであれば、しないようにするということです。
接客業をする人であれば毎日のコーディネートには気を使うでしょうし、それはとても大切なことですから、無駄な判断ではありません。
では何が自分にとって無駄な判断で、何が無駄ではない判断なのか。
それは先ほど引用した一文に書いてある、「今、自分がすべきことは何か」を考えていればわかることなのです。
本書ではこのこと以外にもたくさん参考となることが書かれていましたが、ぼくにとってもはこの一文が1番心に刺さりました。
もっと自分の目標を明確にし、今の自分にやれることは何か、今の自分がやるべきことは何かをしっかり考えていれば、普段からそんなに悩むことは少ないのだと気がついたのです。
一人一人大切なことが違うのだから、参考になることも様々
本書では即断即決をするための練習方法、お金持ちの行動パターンなども書かれているので、「参考になる部分も人それぞれだろうな」という感想です。
と言うのも、資産が多い人、収入が多い人ほど「おいしいと思うもの」を早めに注文すると書いてあったのです。
つまりとんかつは1番美味しい真ん中から、お寿司は大トロから、焼肉は特上カルビから食べるそうです。
ぼくにはとても考えられない食べ方で、その食べ方で美味しさがわかるのか?って思いましたが、それは人それぞれ大切にしていることが違うからなんだとわかりました。
ぼくが美味しいものを食べる時は、その空間、一緒に食べる人、食べる時間、そして前後の食事にも気を使いたいと考えるので、お金持ちにはなりたいけれど、とても大トロや特上カルビから食べようとは思えませんでした。
まとめ
“即断即決”する内容、方法も人それぞれですが、全ての人に共通するのは“何を大切にするのか”をしっかり考えておくことなのだとわかりました。
そして終章『「即断即決」の先にまっているもの』で、著者が「有言実行」よりも「不言実行」が良いと言っています。
人生を本気で変えたいなら、「不言実行」を貫くことです。【p181より引用】
これにはすごく共感し、実行したいと思いました。
なぜなのか?気になった方は是非本書を手にとってみて下さい。注)ステマではありませんよ。
以上、即断即決をするために何が大切なのかを教えてくれた本『即断即決』のご紹介でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ