最後に涙を流したのはいつだったのかを思い出してみた。
それは去年の10月に友人と酒を飲んで酔っ払い、自分の苦い過去の話しを聞いてもらっていた時に自然と涙が溢れたのを覚えてる。
あれから9ヶ月の間に自分は涙を流す事がなかったみたいだ。
テレビで子供や動物なんかが頑張ってる姿を見るとすぐに泣けてきてしまうけど、そうではない自分の事だけを考えている時に涙を流す事はなくなった。
思い返すと、昔の自分はよく泣いていた。
酒を飲んで酔っ払っては「なんでだよ!バカ野郎!!」って1人事を言いながら涙を流して、部屋にあった家具を殴っていた。
電気ストーブ、冷蔵庫を殴る事が多かった。風呂場の扉を殴って割ってしまった時は、拳が痛いのではなく、その時住んでいた部屋を出る時にまるまる2ヶ月分の敷金を取られた事が痛かった。
そんな事を考えると、昔の自分は今よりももっと仕事に一生懸命だった気がする。
飲食店で働いていたんだけど、自分の意見が強すぎて、オーナーの言う事を受け入れられずに2回ほどクビになった事もある。
仕事による拘束時間は今も昔もあまり変わりはないけれど、昔は仕事以外の時でも常に仕事の事を考えていた気がする。
飲食店では管理職をやらせてもらっていた事が多く、お店の事以外に従業員とのコミュニケーションを大切にしようとして、仕事後や休日にも仕事仲間と飲みに行く事が多かった。
今の材木屋の仕事も自分では一生懸命にやっているつもりだけれど、正直昔のように情熱的に仕事が出来ているのかと聞かれると困ってしまう。
今でも自分の意見が強くて社長や先輩に迷惑をかけているんだけどね・・・
とにかく涙を流すほどに悔しい思いをする。って事がなくなってしまったようだ。
それは自分が大人になったからなのかな?なんて思ったりもしたけど、それはきっと違うんだろうね。
つい先日から自分の大切な友達と連絡を取る事が出来なくなってしまった。
その友達はどんな状況でどんな理由があったのかはわからないけど、少し感情的になり、その感情のままに行動をしてしまったらしい。
決して褒められる事ではないけれど、あながち悪い事でもないんじゃないのかな?なぜだかわからないけど、自分がその友達と同じ状況に立たされたら同じ事をしてると思う。それが友達だ!なんて間違っても思わないけど、あえて言うなら、「あいつとおれは小学校の時に同じ事をよく一緒にやってたからさ」
また違う友達は色んな事があり、感情がコントロール出来なくってしまったようだ。どんな大変な事があって、どんな状況にたたされているのかわからないけど、悲痛な叫びはおれの心にしっかりと届いた。
自分にはどんな言葉をかけていいのか、何がしてあげられるのか全くわからないんだけど、自分に何が出来るのかを必死に考えてはいる。
それがこの記事を書くキッカケにはなったんだけどね。
辛い時を乗り越えて、今また昔のように仲良くなった友達もいる。
その友達は今まで築いた自分の立場を捨て、新たなる道を歩み始めている。その歩み始めに少しおかしな事にはなったんだけど、今また昔のように付き合う事が出来るようになって本当に良かったと思ってる。
人にはそれぞれ大変な事があると思うけど、その気持ちを1番わかってやれるのはやっぱり自分しかいなくて、どんなに辛くても結局は自分で何とかするしかないんだと思う。
自分の今ある力では何とも出来ない事があるのなら、それは自分で行動して助けを求めるしかない。
助けを求めるのも、立ち上がるのも、走りだすのも、全て自分にしか出来ない行動だから。
最後は自分で何とかするしかない。つまりおれは何もしてあげられないんだけど、心の中ではめちゃくちゃ応援してるから!!
やさしさだけじゃ 人は愛せないから
ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの 言葉を言う時に
心の中では ガンバレって言っている
聞こえてほしい あなたにも
ガンバレ!
引用元:THE BLUE HEARTS 『人にやさしく』
一緒にBBQをやれる日を楽しみにしています。