人生リフォームブログ『ライフリフォーマー』

自伐型林業に大きな可能性を感じることが出来ました!『New自伐型林業のすすめ』

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自伐型林業ってご存知ですか?

すっごく簡単に言うと、山で育った木を自分で切って、自分で運んで売るって仕事です。

ぼくの実家は製材業を営んでいるので、山から木を切って運ぶというのは、とても大変でお金がかかる事を知っていました。

だから自伐型というやり方があっても、それが儲かる仕事だとは思ってもいなかったのです。

それが今回紹介する本を読んで、「自伐型林業」で成功している人達の話を知り、大きな可能性を感じる事ができました。

ちなみにこの本を知ったキッカケは、ブログで生計を立ててるプロブロガーイケダハヤト(@IHayato)さんのこちらの記事『これからは「林業」が儲かる。地方創生の目玉は「自伐林業」だよ : まだ東京で消耗してるの?』です。

イケダさんは「ブロガー兼林業家とかいいですよねぇ」と言ってましたが、それが本当に可能となるのなら是非やってみて欲しいし、ぼくも挑戦してみたいと思いました。

『New自伐型林業のすすめ』

著者:中嶋健造

1962年生まれ。高知県いの町在住。NPO法人土佐の森・救援隊理事長/NPO法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会代表理事

誰もが取り組めるNew自伐型林業

New自伐型林業は、限られた森林が所在する地域で暮らし、その森林を永続管理(その山を離れない山守型)し、持続的に収入を得ていく林業です。

ぼくはここを読んだ時点で、森林が所在する地域で暮らしていないぼくには無理なんだと思ってしまいましたが、そうでもなさそうなんです。

自伐+副業で若者たちの独立定着が可能に

自伐型林業をされている一人宮崎聖さんと一緒に働く秋山梢さんは、夏にカヌーのガイドをし、冬は自伐型林業をして生計を立てているようです。

こういった“生き方”も、とっても素敵だと思います。そして少し憧れます。

夏は観光、冬は自伐型林業という秋山の形は、勤めているカヌー施設の正職員にも採用していく検討が始まりました。冬場に自伐型林業をすることで収入が上がるので、雇用人数増は確実です。

自伐型林業というのは、働く人のスタイルに合わせたやり方が出来るというのがわかりました。

自伐型林業の収入

一定の林業技術を身に付けたメンバーがチェーンソーで間伐・造材し、トラックで市場まで出荷した場合に、その売り上げから1人当たりの日当を換算すると、2〜5万円になったということです。

チェーンソーの技術を身に付け、間伐出来るまでが大変なのはわかりますが、チェーンソー技術などはやる気になれば1ヶ月で習得できます。もちろん最初は経験者と一緒でなければ出来ないとは思いますが。

それでも日当で2〜5万円稼ぐ可能性があるというのは、とても魅力を感じました。つまり、やってみる価値が十分にあると思いました。

恩送りをしている

今、手入れをしている山からの対価を、私は求めたりしません。今、私たちが山で間伐して得ている対価は、すべて40年前、50年前の方たちの汗です。私たちが、今やっていることの汗の対価は、そのままそっくり恩送りです。

今ぼくの実家が持っている山に生えている木は、今は亡き祖父が育ててくれた木です。その木を間伐するということは、祖父が流した汗の対価をいただくということです。

しっかり感謝をしつつ、その恩を自分の息子や孫の代に残せるように、植林をしていくことも忘れてはなりません。

まとめ

ぼくは自分が今材木問屋で働いていて、実家が製材屋で山を持っていることから、この本を読んで大きな可能性を感じることが出来ました。

正直に言うと、製材屋として山を持っていても、伐採をして運び出すのにかなり高額のお金が必要となるため、山を全然活かせてないという状況なのです。

自分達で間伐、伐採、運搬までをやるというのはとても大変だ!とだけ思っていたぼくは目からウロコが落ちました。

静岡にいる父と相談をしつつ、ぼくも副業として自伐林業をやっていこうと考えています。

こういった本を読んで、自分の進路に選択肢が増えるというのは、本当に幸せなことだとしみじみ感じました。

未来の自伐型林業家ぱすも(@jpasmo)でした! 最後まで読んでくれてMahalo…(`・ω・´)ゞ