新型コロナウイルスが感染拡大し始めてから、もう2年という月日が経とうとしている。
ウイルスはアルファ株、デルタ株、などと変異を続け、今ではオミクロン株という名で感染拡大を続けている。
材木問屋で働くぼくの周りでも、少しづつ感染したって話を聞くようになった。
もうすぐそこまで迫ってきているね。
この2年間を振り返ってみると、気づかぬうちに失っていたものがいくつかあった。
材木問屋で働くぼくが新型コロナウイルスで失ったもの
新型コロナウイルスが原因で失ったものを考えた時、一番最初に浮かんだのは大人数でのバーベキュー開催だ。
バーベキューを開催し、初対面の友達同士が友達になっていく様がとても大好きなぼくにとって、大人数でのバーベキューを開催できなくなったことは本当に辛い。
いきなり職業とは関係ないことを言ってしまったけど、ぼくにとってはそれだけ大きなことだったので、まず一番に思い浮かんだ。
次に思い浮かぶのは、社内コミュニケーションを構築するうえで欠かせない『忘年会』かな。
ぼくが務めている材木問屋は、新木場にある本社と、埼玉県戸田市にあるセンターと2つの営業所があるんだけど、全員が顔を会わせる機会の一つが忘年会だったんだ。
忘年会では上司に気を使ってお酌をしたり、つまらない昔話に愛想笑いをしなくちゃいけないってこともなかったから、ぼくにとっては1年に1回の楽しい飲み会だったんだよ。
それがなくなってしまったというのは、仕事の楽しみが一つ減ってしまったと言っていいくらいのインパクトがあったな。
逆に良かったこともあって、それはあまり意味のない営業へ行かなくてよくなったってこと。
材木屋の営業って「最近どうですか?」から始まって、「なにかあったら声かけて下さい」で終わる、昔ながらの営業方法で、正直ぼくはこの営業方法が嫌いだったから、感染拡大を言い訳に営業へ行かなくて済むようになったことはとても嬉しい。
お客さんの所へ行って営業することがメインの職業にとっては大変なんだろうけどね。
ぼくが働くのは材木の問屋だから、営業に行かないことで売上にはあまり影響がないんだよ。
それにムリして営業に行って、お客さんに「こんな時に営業に来るか?」なんて思われたら逆効果だし。
でも良かったことなんてそれぐらいだよね。
影響がとても少ないはずのぼくでさえ失ったものがあるのだから、他の職業の人はどれだけ多くのことやモノやチャンスを失ったのだろうね。
もしチャンスがあったら、色んな人に2年前と生活がどう変わったのかを聞いてみたいね。