先日サンクチュアリ出版さんの20周年記念イベントのBBQに、特別協力という形でお手伝いさせていただいた。
【サンクチュアリ出版】と言えば『本を読まない人のための出版社』という、ただ売ることを目的とした本を出している出版社とはひと味もふた味も違う出版社だ。
そんなサンクチュアリ出版さんは、日本の実業家、随筆家であり、自由人と自称される高橋歩さんが設立された会社でもある。
ぼくは東京に出てきたばかりの18年前に、高橋歩さんの本『自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う―自分の店 (SANCTUARY BOOKS)』を読み、自分のお店(当時はバーテンダーをやっていたので、Barをやりたかった)を持とうと頑張っていたことを覚えている。
結局色んな事情からお店を持つという夢は一旦諦めたが、『BBQ場をオープンさせる』という夢に向かって走っているこのタイミングで、憧れの高橋歩さんにお会いし、勇気とアドバイスをもらうことができたのだ。
高橋歩さんにもらった勇気とアドバイス
寄せてけ!!
BBQイベントで締めの挨拶が終わり一息ついた時、高橋さんは一人でタバコを吸っていた。
ぼくはそのタイミングを見逃さず、挨拶をしに行った。
そして18年前に高橋さんの本を読んで衝撃を受けたこと、自分もBarを持ちたいと思っていたけどダメだったことを話した。
さらに今は、『富士山の見えるBBQ場』をオープンさせるという夢に向かって走っていることを伝えた。
すると高橋さんはこう教えてくれた。
「バーベキュー場なんてお金を持ってる大手がやれば、値段勝負で勝てるわけがないんだから、個性を出していかないと。」
「自分に寄せていくんだよ。寄せていけばきっと売れるよ。個性を出して。」と。
ぼくはこの言葉に、大きく勇気をもらった。
解釈の仕方は色々とあるだろうけど、ぼくはぼくの考えている『個性の強いバーベキュー場』をやれば大丈夫なんだと、そう解釈した。
ぼくのやろうとしているバーベキュー場は、どこにも存在していないはずだ。
そのぐらい個性の強いバーベキュー場だと自負している。
それはつまり「自分に寄せてる」ってことなんだ。
まとめ
本当は高橋歩さんからいただいた言葉を、自分の中だけにとっておこうかとも思った。
しかしぼくがもらった言葉は、ぼくだけのものじゃない。
ぼくと同じようにバーベキュー場をやろうとしている人がいるかはわからないけど、同じように夢に向かって走っている人はたくさんいるはずだ。
そんな人に少しでもぼくがもらえた勇気を分けることができるなら、絶対にその方が楽しいに決っている!
そう思ってこの記事を書きました。
何を大げさにと思うかもしれないが、ぼくにとって憧れの人からもらえた言葉それだけ大きなものだったんです。
▼ぼくが衝撃を受けた本
自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う―自分の店 (SANCTUARY BOOKS)