本書を読むことで、自分の中に眠っていた妄想が目を覚ました。
それはまるで当たり前のように、ずっと前からわかっていたようなこと。
それが今ハッキリと理解し、誰かに話をできるまでになった。
たまたまかもしれない。
しかし本書がぼくに対して何かしらの刺激を与えたことは間違いない。
『直感と論理をつなぐ思考法』著者:佐宗邦威
本書で学べること
個人が長期的な取り組みを継続するためには、本人の内側から湧き出てきた「妄想(ビジョン)」を駆動力にするのがいちばんだ。
p255より引用
こう書いてあるように、本書ではいかに「妄想(ビジョン)」を持つことが大切かを説明し、またその理由も細かく教えてくれる。
そして「妄想(ビジョン)」を引き出すための方法を、色んな角度と、様々なテクニックで教えてくれている。
タイトルと表紙からは想像がつかなかったが、この本はビジネス書としてとても良書であると言える。
その理由は、「妄想(ビジョン)」を引き出すための方法が、かなり具体的、かつ実践的に紹介されているからだ。
こんな人にこの本を勧めたい
今の生活に違和感を感じている人に、ぼくは本書を強くオススメしたい。
「このままではダメだとは思うんだけど。」
「別に今の生活でも幸せなんだけど、どこか物足りなさを感じる。」
「何かが違う気がしているが、何が違うのかがわからない。」
こういった人が本書を読めば、まず何をすれば良いのかがすぐにわかる。
そして自分がどうしたいのか?どこに違和感を感じて生活しているのか?これらもわかってしまうと思う。
当たり前のことを注意書きとして書いておくが、本書を読んだだけでは悩みは解決しない。
書いてあることを実践して初めて、悩みが解決に向かっていくことをお忘れなく。
ぼくの「妄想(ビジョン)」
ここで恥ずかしくも、本書を読んで自分が見ることのできた「妄想(ビジョン)」を紹介させていただく。
まずぼくは既婚者で、妻と3歳の息子、そして第二子が妻のお腹の中にいる。
そんなぼくが最近観た夢(眠っている時に見る方)が、高校生の時に付き合っていた女性と、ヨリを戻すという夢だ。
もう20年以上も昔に付き合っていた女性なのに、突然夢に現れてきて、理由もわからずヨリを戻そうということになっていた。
まぁそんなくだらない夢の話なんてどうでも良いのだが、ぼくは本書を読み進めているところだったので、この夢を観たことであることを考えてみた。
それは「もし実際に昔の彼女と出会うことがあったら、どんな自分でいたいか?」ということだ。
この問いに対して、真剣に答えを出してみた。
そして出た答えは3つ。
- メタボ体型ではなく、プチマッチョ体型でいたい
- BBQに関する仕事で生活していて、キャンプ場の経営もしている
- 車はレンジローバーに乗っている
ぼくは真剣に考え、この3つの答えを出した。
いかにもただの見栄っ張りが出すような答えであるとは、自分でも思った。
しかしぼくは心の奥底から、「この3つを必ず叶えたい!」これが自分の「妄想(ビジョン)」なんだと感じた。
そして『BBQに関する仕事』とは具体的にどういったことなのか?というところも深掘りした。
そして出た答えは「みんなが気軽にBBQをやれるように、BBQのやり方を教えたり、楽しいBBQを体験してもらうこと。」だ。
ずっと前からわかっていたようで、ハッキリと出せなかった言葉。
本書を読んだことで、自分の「妄想(ビジョン)」がハッキリとしてきた。
まとめ
最後はぼくの「妄想(ビジョン)」について話をしてしまったが、これは間違いなく本書を読んだから出てきたことだったので、書評記事としては関係のない内容だとは思いつつも、書かずにはいられなかった。
改めて本書の説明をすると、本書は活字に慣れていない人が読むには、少々辛いものがあるかもしれない。
説明も丁寧がゆえに、回りくどい言い方だと感じるところもあった。
しかし「妄想(ビジョン)」を引き出すための具体的な方法も書かれているので、気になる部分をつまみ読みするところから始めてみるのも良いかもしれない。
絶対に自分だけでは本書を読もうとは思わなかったが(タイトルが堅く感じるのでたぶん立ち読みもしない)、ブログ仲間とのコラボ書評の課題図書になったことで、素晴らしい本書と出会うことができた。
コラボ書評の仲間に感謝です。
コラボ書評の仲間
・つぶあん@つぶログ書店福山(@ttsubuan)さん
参考
思考をhackせよ!正解が存在しない時代の『直感と論理をつなぐ思考法』 | つぶログ書店つぶログ書店
・スズキ ユウタ@チャレンジャー(@iamyutacom)さん
参考
第3弾『コラボ書評』 直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN | 好奇心が止まらないッ!!好奇心が止まらないッ!!
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